こばやし方南町歯科かわら版 第2…

こばやし方南町歯科かわら版 第21号

シリーズ(5)歯の喪失 − 1(…

総義歯はどの様にして作られるのでしょうか?ー 咬合採得

3.歯科技工室で咬合床の製作 (上顎・下顎)

4.咬合床を口腔内に装着

5.咬合平面の決定(上顎)

6.咬合高径を計測(上下顎)

7.顔弓による上顎の位置決定

8.咬合器への装着

 

歯をなくした場合、義歯が必要となります。全ての歯が喪失した時の総義歯(総入れ歯)の製作過程(作り方)について掲載しています。

総義歯の製作は、患者さんのお口の状態により、たいへん複雑になりますが、このシリーズでは一般に行われている製作方法を掲載します。

今回は咬合採得、次回は仮床試適・装着です。

 

咬合採得とは?

まず咬合床を用いて、顎・顔面に対する上顎咬合平面の位置を決定し、また上顎に対する下顎の位置を決定します。

次に咬合高径(噛み合わせの高さ)を計測して、顔弓を用い咬合床の位置をトランスファ−(写し取り)して、上下顎咬合床を咬合器に装着します。

この一連の作業を咬合採得と言い、最も重要で、診療室で行います。 咬合器は、顎関節機能を持った人工的な顎運動再現装置です。

咬合器にはいろいろな種類があり、口腔の状態により使い分けします。

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