こばやし方南町歯科かわら版 第1…
いろいろな歯科心身症の病状?
心療内科は、主として心身症の治療を行っております。
日本心身医学会では、「 心身症とは、その発症や経過に心理的ストレスが関与している噐質的(形や構造の障害)あるいは機能的(働きや伝達力の障害)疾患で、うつ病や他の精神障害によるものを除く 」 とされています。
皆さまは、この心療内科のことを良くご存知ですね。最近の傾向として、口腔領域にも、この定義に当てはまる疾患が比較的多く認められます。これらは歯科心身症と呼ばれております。
これらの歯科心身症の治療を担当する 「心療歯科」 が必要とされております。歯科心身症には、舌痛症、 顎関節症、再発生アフタ、口臭症、口腔乾燥症、咬合異常感症、口腔内異常感症、義歯不信症、など数多くあります。
今回は、舌痛症を取り上げてみます。思い当たることはありませんか!
○舌痛症 : 最も頻繁に認められるもので舌の疼痛を主とする疾患です。
血液検査やカンジダ検査(細菌検査)では異常がみられず、表面のヒリヒリ、あるいはピリピリとした疼痛を訴えるにも関わらず舌の表面に、訴えに見合う状態が無い場合をいいます。 この疼痛は、食事や口腔内に何かが入ってくると、消失することが特徴的です。 50歳台、60歳台の女性に圧倒的に多く、 まじめで頑張り屋さんに多いようです。