こばやし方南町歯科かわら版 第4…
「お口のケア」って何すること?
「お口のケア」について説明します。
最近,よく耳にする言葉です。
口は,消化器系と呼吸器系の玄関です。食べ物,飲み物,空気,ホコリ,ウイルス,ばい菌,花粉,化学物質などいろいろなものが最初に進入し,そして通過していきます。
このため,これらの外来物の影響を最も受けやすいところです。
もし,これらに対しての対応を誤ると,体全体に影響が現れてしまいます。
このためには,お口の形態や機能などを常に良い状態に維持しておくことが重要です。
「お口のケア」とは,お口の良い状態を維持するための理念・手技・手法を理解して実施することを言います。
大変難しいことですが,それではお口の良い状態とはどのようなことでしょうか。
最初に,比較的よく見かける病的な歯肉の状態を取り上げてみます。
軽微な歯肉炎歯肉全体は、引き締まっており、歯間の乳頭部にわずかな発赤と腫れがみられるのみです。
軽度歯周炎
歯肉全体は、やや浮腫状に腫脹しており、歯間の乳頭部に発赤と腫れが
みられます。
無 歯 顎
咬合破壊の究極が無歯顎です。歯槽堤は、健康な粘膜で覆われており、型も良好です。
あなたなら,この状態にならないために、どの様に努力しますか。
どうしたら ?????
次回から,良好な歯肉を保つための「お口のケア」について説明します。