こばやし方南町歯科かわら版 第4…

こばやし方南町歯科かわら版 第44号

シリーズ(14)お口のケア − 2…

「舌のケア」って何すること?

 日常の食事や会話の時に障害になるもの、ならないものなど、舌には様々な症状が現れます。口臭の原因になったり、感染症や悪性の新生物を生じたりします。舌ブラシやオーラルリンスを用い口腔を清潔にするとともに、当院にご相談ください。

 

 

1.肥厚性カンジダ症

舌の正中やや後方に,表面はたいらで紅色の約1cmの菱形のふくらみを生ずることがあり、菱形舌炎と言います。不潔になると、カンジタが進入して皮膚のように硬く盛り上がります。

 

2.舌カンジダ症

真菌の感染症で,白い病変の場合と表皮が剥がれたような赤い病変の場合があります。体の抵抗力が弱った時などに発症します。

 

3.地図状舌・溝状舌

舌表面に種々の大きさの淡紅色の斑が生じ,癒合し地図状になる原因不明の病気です。

深い溝を作り不潔となり、細菌やウイルスの温床となります。

 

4.黒毛舌

抗生物質の長期服用による菌交代現象で,喫煙,コーヒーなどの嗜好飲料や全身状態の変化によっても生じます。不潔となり、細菌やウイルスの温床となります。

 

舌のケアについて

ソフトなナイロン線維・軟らかい毛などを用いた舌ブラシや舌ベラなど使用します。舌の表面が汚れたときに、舌苔や食べ物のカスなど丁寧に取り除きます。オーラルリンスの併用は、より効果的です。

このような白色の変化は、悪性が疑われますので、当歯科医院に、ご相談ください。

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